2022年3月22日火曜日

38名の皆さん、ご卒業おめでとうございます!

 


 3月18日(金)に、令和3年度米沢市立万世小学校卒業証書授与式が執り行われました。

 


 


 コロナの影響で、規模を縮小し、短い時間の中で行いましたが、38名の卒業生が凛とした姿から感動がありました。中学校での益々のご活躍をご祈念申し上げます。土屋教育長様をはじめ、6名のご来賓の方のご臨席を賜り、誠にありがとうございました。

 


 


 また、保護者の皆様方からは教職員に対して花束や記念品をいただきました。大事に使わせていただきます。本当にありがとうございました。












 令和3年度卒業証書授与式 校長式辞 

記録的な大雪に見舞われた米沢の冬も終わり、暖かい春の訪れを感じさせる今日の佳き日に、米沢市教育委員会教育長 土屋宏 様、PTA会長 佐藤大輔 様をはじめ、6名のご来賓の方のご臨席を賜り、令和3年度卒業証書授与式を挙行できますことに、心より感謝申し上げます。また、万世コミュニティーセンター館長の梅津幸保様をはじめ、4名の万世地区見守り隊員の皆様方には、1年間という長い間、暑い日も寒い日も大雪の日も、毎日欠かさず、万世小の子どもたちの登下校の安全を見守っていただきました。万世小の子どもたちのために尽力していただいた功績に対し、教職員を代表して、心より感謝とお礼を申し上げます。

保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。6年前、大きなランドセルを背負って入学したお子様も、このように、心身ともに大きく、たくましく成長いたしました。その凛とした姿に教職員一同、感慨深い気持ちを抱いているところであります。また、六年間の長きにわたり、本校教育活動に対して、ご理解とご支援を賜りましたことに、心より感謝申し上げます。

さて、本校を巣立つ38名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。一人ひとりに卒業証書を渡しながら、過ぎ去った、日が、思い出され、何か胸が熱くなりました。卒業証書は、皆さんの6年間に渡るかけがえのない「成長の証」です。私は、皆さんと一年間、この万世小学校で学校生活を共にしました。たった1年ではありますが、皆さんは、様々な場面において、学校のスローガン「よく遊べ、よく学べ」の通り、生き生きと活躍する姿がたくさんありました。また「自分から進んで」を合言葉に、本校のリーダーとして学校を引っ張ってくれました。コロナの影響で市内の各種大会が、中止になる中、校内の持久走大会での全員の力走(りきそう)や学習発表会での表現豊かな梓山(ずさやま)獅子踊りには、感動がありました。そして、仲間との「絆」がより一層深まった、庄内方面の修学旅行は、忘れることのできない、最高の思い出になったことでしょう。さらに、児童会活動のあいさつ運動では「日本一のあいさつ」を目指し、全校生で取り組みました。二学期の後半には、たくさんのあいさつ名人が学校中に響き渡るなど、率先して活躍する、優しくて、頼れる6年生の姿がたくさんありました。皆さんが残してくれた素晴らしい姿は、万世小学校の良き伝統となり、下級生へと引き継がれていくことでしょう。

6年生のみなさん、本当にありがとうございました。

さて、4月からは、いよいよ中学生です。中学校生活には、様々な新しい出会いが待っています。先生、友達、勉強や部活動など。その様々な出会いの中で、大きく成長していくことと思います。そんな中で自分の目標を立てたり、こうなりたいと夢を持ったりすることでしょう。

そこで、卒業の門出にあたり、私から皆さんへ、大切にしてほしいことがあります。それは、「感謝と謙虚さ」、そして、「いたわりの心」を大切にする、人になってほしい、ということです。人は誰もが「幸せ」でありたいと願っていますが、人間には、3つの「幸せ」があります。1つ目は、「人にしてもらう幸せ」、2つ目は、「自分でできる幸せ」です。3つ目の幸せは「人にしてあげる幸せ」です。困っている人に優しくしてあげたり、手伝ってあげたりすることで、達成感や充実感を味わい、自分の生き方を高めていく幸せです。私は、特に、この3つ目の幸せを大切にしてほしいと思っています。この3つ目の幸せは、助け合うという気持ちや他人を思いやるといった「いたわりの心」がなければ、この幸せは生まれません。 「いたわりの心」は、まず、自分を愛(いと)しみ、相手の気持ちを思い、尊重することで生まれます。

そのため、私は、いつも「ありがとうございます」という感謝の気持ちと「誰々さんのおかげです」という謙虚な気持ちを大切にしています。卒業生の皆さん、「ありがとうございます」、「おかげさまです」を素直に言える中学生になってください。また、「いたわりの心」を持って、3つ目の「人にしてあげる幸せ」を行動にうつせる、優しい人になってください。そして、今の自分に「自信」と「誇り」を持ち、夢や目標に向かって、大きく羽ばたいていってほしいと思います。私たち教職員一同、米沢の未来を、日本の未来を切りひらくような人材へと成長されることを願っております。 

結びとなりますが、本日ご臨席賜りました皆様方とともに、巣立ちゆく38名の中学校でのご活躍をお祈りし、式辞といたします。  

 令和4年3月18日             

               米沢市立万世小学校 校長 後藤 満男



 


2022年3月17日木曜日

すべての学年での課程が修了しました!

 


 本日、修了式を執り行いました。

 式の前にたくさんの表彰をして1年間の功績を全校生で讃えました。

 昨日深夜の大地震により、不安を抱えて登校した「万世っ子」もたくさんいました。逆に低学年の児童は地震があったこと自体知らないで登校してきた子もいました。当面余震が続くようです。明日から春休みになりますが、家庭内での上からの落下物や避難経路等をご確認のうえ、命を守る対策をお願いいたします。

 


 さて、本日の修了式の次第は下記の通りです。特に、6年生の凛々しい姿に感動しました。明日は卒業式となります。体調を整え、式に臨んでほしいと思います。

【令和3年度 米沢市立万世小学校 修了式次第】

 1 表彰関係

(1)良い歯の表彰 30名  代表: 6年 髙橋  慶 さん

(2)米沢市書き初め展    代表: 6年 情野 里桜 さん

(3)米沢市民憲章書き初め  代表: 5年 本田  颯 さん

(4)米沢市造形展 24名  代表: 6年 服部 悠一 さん

(5)6年校内アルペンスキー大会

               男子 第一位 竹田 優河 さん

               女子 第一位 神保 百恵 さん

(6)上杉鷹山・童門冬二記念為せば成る賞

                   6年:情野 凛々 さん

2 修了式 

(1)開式のことば

(2)校歌斉唱 

(3)修了証書授与  計227名

  ・第1学年 修了   31名 

  ・第2学年 修了   44名 

  ・第3学年 修了   27名 

  ・第4学年 修了   49名 

  ・第5学年 修了   38名 

  ・第6学年 修了   38名  代表 6年 後藤 優希 さん

(4)校長式辞

(5)一年間を振り返って

    代表児童             3年 相澤 陽太 さん

                     5年 菊地 璃一 さん

(6)閉式のことば

 3 春休みの過ごしたについて

(1)生活面について 海和先生

(2)メディアの使い方について 小関先生



令和3年度 修了式 校長式辞

 先ほど、たくさんの表彰がありました。それだけ、皆さんが1年間、様々な分野で活躍したという証(あかし)です。

全校生全員、よく頑張りました。このことを祝して、改めて自分と皆さん全員に大きな拍手をお願いします。皆さん、数々の受賞、本当におめでとうございます。

さて、今日で、令和3年度の万世小学校における207日間の授業がすべて終わります。先ほど、皆さんの代表に、修了証をお渡しました。この証書は、皆さんが一年間がんばってきたことを認め、それぞれの学年の勉強や学校生活がしっかり修了したことを認めるものです。

ところで、「修了」とは、漢字では「終わる」という文字ではなく、「修める」という字を使って表します。やさしく言うと、1年生は1年生で、6年生なら6年生で、「それぞれの学年で学習した内容や活動のすべてをやり遂げました。」ということです。

そこで、4月からはそれぞれ一学年ずつ進級します。この1年間、楽しいこと、嬉しいこと、悲しいことなど、さまざまな経験をしたことで、みなさんの体はもちろん、頭や心も立派に成長しました。1年生から5年生の皆さん、進級おめでとうございます。



6年生の皆さんは、六年間の小学校の課程を修了したことを認めました。いよいよ、明日は卒業式になります。6年間という長きにわたり、よく頑張りました。


さて、6年生の皆さんの中で、小学校の六年間一日も休まずに登校した人を紹介します。7名います。その場に立ってください。



7名に大きな拍手を送りましょう。座ってください。

ところで、皆さん、4月当初に校長先生が出した「えだまめ」の「あいさつ」はできるようになりましたか?


 次に、「日本一のあいさつ」についてはどうでしょう?日本一のあいさつに近づけることができましたか?次に、「じぶんからすすんで」を合言葉に、様々なことを頑張れましたか?また、相手を思いやることもできましたか?

ありがとうございます。ぜひ今後も皆さん、一人一人が意識して、レベルを上げていってほしいと思います。

 ところで、世の中の動きでは、毎日、コロナウイルスへの予防対策が続き、近頃は、ロシアによるウクライナへの侵攻など暗いニュースが毎日報道されています。この出来事から共通して言えることがあります。それは、人間の命は尊いものだということです。


 世界中の人々が、このかけがえのない命を大切に、誰に対しても思いやる、尊重する心を持つことが大事だという事です。

 そこで、この気持ちを高めていくため、校長先生から皆さんに三つのお願いがあります。

 1つ目は、このあと、クラスの中で、これまでお世話になった先生をはじめ、仲間全員に感謝の気持ちを「ありがとうございました。」の言葉にして伝えてください。


 2つ目は、次の学年でどんな自分になりたいか、春休み中に「なりたい自分」を考え、何事にも前向きに取り組めるようにしてください。


 3つ目は、春休み中、自分の命を大切にした行動を取り、4月の始業式に、6年生は中学校の入学式に、元気に眼を輝かさせて登校してきてください。


 結びに、今の世の中に合う、私の好きな司馬(しば)遼太郎さんの「21世紀に生きる君たちへ」の詩(うた)贈ります。



人間は、助け合って生きている。

助け合うとは、いたわりの感情である。

他人の痛みを感じることと言ってもいい。

「いたわり」「他人の痛みを感じる」「やさしさ」は、

みな似たような言葉である。

この三つの言葉は、もともと一つの根から出ているのである。

根といっても、本能ではない。

私たちは訓練をして、身につけねばならない。

その訓練とは、簡単なことである。

例えば、友達がころぶ。「ああ痛かったろうな」、と感じる気持ちを、そのつど、つくりあげていけばいい。

この根っこの感情が自分の中でしっかり根づいていけば、他民族へのいたわりという気持ちも育つ。

君たちさえ、そういう人になれば、21世紀は人類が平和に暮らせる時代になるにちがいない。

以上のことは、いつの時代になっても、人間が生きていくうえで、欠かすことのできない心がまえである。 

司馬遼太郎の「二十一世紀に生きる君たちへ」より


万世小学校の皆さんのますますのご活躍を期待しています。

それでは、4月に元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。
以上で話を終わります。


2022年3月15日火曜日

4年生、頑張りました!

 


 今日は、4年生の総合的な学習の集大成として、万世園のお年寄りの方へリモートで励ましのメッセージを贈りました。




 4年生の総合の合言葉「お年寄りの方に喜んでもらう」をもとに、二学期中に万世園への訪問を予定していましたが、コロナの影響でリモートでの発表となりました。

 ソーラン節や花笠踊りをはじめ、メッセージや手作りの花束と千羽鶴などを心を込めて、お年寄りの方に発表しました。子どもたちからは、常に「元気で長生きしてください」など心優しい言葉を入所者のお年寄りの方に贈るなど、とても「ほっこりする会」になりました。



 









 入所者のお年寄りの方からも感謝のお言葉をいただくなど、4年生全員で一生懸命頑張りました。大成功です。4年生、素晴らしい!



 来月からは5年生として、万世小を引っ張っていくだけの力が身についたと思います。

 1年間、総合の福祉の勉強を通して、相手を思いやる気持ちや優しい心が育っていってほしいと願っています。




2022年3月14日月曜日

今日は「寅の日」です!

「寅の日」って知っていますか?

 


 春の始まりを意味する寅(とら
)。新しい物事が動き始める「開拓」の時期をあらわします。「寅の日」は最強の吉日といわれ、開運&金運アップに最適な日なのだそうです。

今年の干支(えと)が「寅年」のため、「寅の日」と重なると、更に開運&金運がアップすると言われています。こういう日に財布を購入すると金運につながると言われています。また、寅の日」はスタートの吉日なので、勉強など、「寅の日」に目標を立てて取り組むと開運につながるそうです。

ちなみに、今日の3月14日(月)は、なんと、「寅年の寅の日」です。また、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)という大吉の日でもあります。

 ぜひ、新たな目標を立て、今日から学習を進めていけば、運気も成績も上げるかもしれませんね。

 失敗を恐れず、何ごとにも積極的にチャレンジしてみてください。

 【3月と4月の「寅の日」は下記のとおりです。】

  3月14日(月)一粒万倍日
   26日(土)一粒万倍日 
天赦日

  4月  7日(木)

   19日(火)

☆一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、一粒のタネが万倍に実るという吉日で基本的に大吉とされている日です。何を始めるにもいい日とされています。他の吉日と重なれば吉効果は倍になるといいます。

☆天赦日(てんしゃび)は、百神が天に上り、天が地上の万物の罪を許すといわれる大吉の日です。

なお、最強運日である「寅の日」ですが、1517時の間は運の勢いが落ちる時間帯なので、気を付けてください。もっと知りたい人は、インターネットなどで調べてみてください。

  

2022年3月11日金曜日

6年生へ感謝を伝える会がありました!

  今日の2校時目に、1年生と5年生が合同で6年生へ感謝を伝える会がありました。






 

 6年生へ感謝の気持ちをメダルや色紙にして一人ひとりに伝えました。

 6年生も嬉しそうにプレゼントをもらっていました。






 早いもので、卒業式まであと1週間となりました。小学生として、今の仲間を大切にし、一日一日を有意義な日々にしてほしいと思います。

 私からも6年生へ卒業に向けた言葉を贈りました。その後、6年生とともに、「旅立ちの日に」を歌いました。6年生、今まで万世小を支えてくれて、ありがとうございました。


旅立ちの日に        

作詞:小嶋

作曲:坂本 浩美

白い光りの中に 山なみは萌()えて
遥かな空の果てまでも 君は飛び立つ
限りなく青い空に 心ふるわせ
自由を駆ける鳥よ ふり返ることもせず
勇気を翼にこめて 希望の風にのり
このひろい大空に 夢をたくして

懐かしい友の声 ふとよみがえる
意味もないいさかいに 泣いたあのとき
心かよったうれしさに 抱き合った日よ
みんなすぎたけれど 思いで強く抱いて
勇気を翼に込めて 希望の風にのり
このひろい大空に 夢をたくして

いま 別れのとき
飛び立とう 未来信じて
弾む若い力信じて
このひろい
このひろい 大空に

いま 別れのとき
飛び立とう 未来信じて
弾む若い力信じて
このひろい
このひろい 大空に



                                        今という一瞬(とき)を力の限り
                                                                                                                          校長 後藤 満男
   今という瞬間(とき)を力の限りとは、今を精一杯、一生懸命、何事にも前向きに取り組んでほしいということです。 
   よく私たちは、「いっしょうけんめい」頑張りますと、よく言いますが、本当の意味を知っていますか?
 昔は、「一所懸命(いっしょけんめい)」でした。鎌倉時代の武士の世界で、よく用いられた言葉です。
   本来は、自分の住んでいる土地や褒美(ほうび)としてもらった土地を、命に懸けて、守りぬくという意味だったようです。
   それが、時代とともに、「生きるか、死ぬか、差し迫った事態」という意味に変わり、現在では、「命懸けで事にあたること。必死にすること。」に変わってきたようです。そして、意味の変化と共に、明治の頃から「いっしょう」と延ばし、「一生懸命」 と書くようになったようです。
   ところで、私の場合、いつも「一所懸命」に生きたいと思っています。「一生懸命」ですと、毎日365日頑張るのは、至難の業(わざ)で、大変だからです。  だから、私は、その瞬間ごとに懸命に生きる「一所懸命」の方を選んでいます。「一所懸命」勉強し、次の瞬間には、「一所懸命」に休むのです。そうすれば、勉強にも、生活にも、けじめがついて、何事にも集中して取り組めるような気がするからです。
  皆さんも、今という瞬間を力の限り、精一杯生きてほしいと思います。そうすれば、いろんな感動や夢が生まれてくると思います。
    今を大切に生きる! 今という一瞬(とき)を力の限り!
 6年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。