本日、修了式を執り行いました。
式の前にたくさんの表彰をして1年間の功績を全校生で讃えました。
昨日深夜の大地震により、不安を抱えて登校した「万世っ子」もたくさんいました。逆に低学年の児童は地震があったこと自体知らないで登校してきた子もいました。当面余震が続くようです。明日から春休みになりますが、家庭内での上からの落下物や避難経路等をご確認のうえ、命を守る対策をお願いいたします。
さて、本日の修了式の次第は下記の通りです。特に、6年生の凛々しい姿に感動しました。明日は卒業式となります。体調を整え、式に臨んでほしいと思います。
【令和3年度 米沢市立万世小学校 修了式次第】
(1)良い歯の表彰 30名 代表: 6年 髙橋 慶 さん
(2)米沢市書き初め展 代表: 6年 情野 里桜 さん
(3)米沢市民憲章書き初め 代表: 5年 本田 颯 さん
(4)米沢市造形展 24名 代表: 6年 服部 悠一 さん
(5)6年校内アルペンスキー大会
男子 第一位 竹田 優河 さん
女子 第一位 神保 百恵 さん
(6)上杉鷹山・童門冬二記念為せば成る賞
6年:情野 凛々 さん
2 修了式
(1)開式のことば
(2)校歌斉唱
(3)修了証書授与 計227名
・第1学年 修了 31名
・第2学年 修了 44名
・第3学年 修了 27名
・第4学年 修了 49名
・第5学年 修了 38名
・第6学年 修了 38名 代表 6年 後藤 優希 さん
(4)校長式辞
(5)一年間を振り返って
代表児童 3年 相澤 陽太 さん
5年 菊地 璃一 さん
(6)閉式のことば
(1)生活面について 海和先生
(2)メディアの使い方について 小関先生
令和3年度 修了式 校長式辞
全校生全員、よく頑張りました。このことを祝して、改めて自分と皆さん全員に大きな拍手をお願いします。皆さん、数々の受賞、本当におめでとうございます。
さて、今日で、令和3年度の万世小学校における207日間の授業がすべて終わります。先ほど、皆さんの代表に、修了証をお渡しました。この証書は、皆さんが一年間がんばってきたことを認め、それぞれの学年の勉強や学校生活がしっかり修了したことを認めるものです。
ところで、「修了」とは、漢字では「終わる」という文字ではなく、「修める」という字を使って表します。やさしく言うと、1年生は1年生で、6年生なら6年生で、「それぞれの学年で学習した内容や活動のすべてをやり遂げました。」ということです。
そこで、4月からはそれぞれ一学年ずつ進級します。この1年間、楽しいこと、嬉しいこと、悲しいことなど、さまざまな経験をしたことで、みなさんの体はもちろん、頭や心も立派に成長しました。1年生から5年生の皆さん、進級おめでとうございます。
6年生の皆さんは、六年間の小学校の課程を修了したことを認めました。いよいよ、明日は卒業式になります。6年間という長きにわたり、よく頑張りました。
さて、6年生の皆さんの中で、小学校の六年間一日も休まずに登校した人を紹介します。7名います。その場に立ってください。
ところで、皆さん、4月当初に校長先生が出した「えだまめ」の「あいさつ」はできるようになりましたか?
次に、「日本一のあいさつ」についてはどうでしょう?日本一のあいさつに近づけることができましたか?次に、「じぶんからすすんで」を合言葉に、様々なことを頑張れましたか?また、相手を思いやることもできましたか?
ありがとうございます。ぜひ今後も皆さん、一人一人が意識して、レベルを上げていってほしいと思います。
ところで、世の中の動きでは、毎日、コロナウイルスへの予防対策が続き、近頃は、ロシアによるウクライナへの侵攻など暗いニュースが毎日報道されています。この出来事から共通して言えることがあります。それは、人間の命は尊いものだということです。
世界中の人々が、このかけがえのない命を大切に、誰に対しても思いやる、尊重する心を持つことが大事だという事です。
1つ目は、このあと、クラスの中で、これまでお世話になった先生をはじめ、仲間全員に感謝の気持ちを「ありがとうございました。」の言葉にして伝えてください。
2つ目は、次の学年でどんな自分になりたいか、春休み中に「なりたい自分」を考え、何事にも前向きに取り組めるようにしてください。
3つ目は、春休み中、自分の命を大切にした行動を取り、4月の始業式に、6年生は中学校の入学式に、元気に眼を輝かさせて登校してきてください。
結びに、今の世の中に合う、私の好きな司馬(しば)遼太郎さんの「21世紀に生きる君たちへ」の詩(うた)を贈ります。
人間は、助け合って生きている。
助け合うとは、いたわりの感情である。
他人の痛みを感じることと言ってもいい。
「いたわり」「他人の痛みを感じる」「やさしさ」は、
みな似たような言葉である。
この三つの言葉は、もともと一つの根から出ているのである。
根といっても、本能ではない。
私たちは訓練をして、身につけねばならない。
その訓練とは、簡単なことである。
例えば、友達がころぶ。「ああ痛かったろうな」、と感じる気持ちを、そのつど、つくりあげていけばいい。
この根っこの感情が自分の中でしっかり根づいていけば、他民族へのいたわりという気持ちも育つ。
君たちさえ、そういう人になれば、21世紀は人類が平和に暮らせる時代になるにちがいない。
以上のことは、いつの時代になっても、人間が生きていくうえで、欠かすことのできない心がまえである。
司馬遼太郎の「二十一世紀に生きる君たちへ」より
万世小学校の皆さんのますますのご活躍を期待しています。
それでは、4月に元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。
以上で話を終わります。